s-picoの日記

主に山旅の記録かな。

年末年始 奥秩父縦走【3日目】

将監小屋〜雁坂小屋(手前でビバーク

大晴天☀️ 朝は-10℃ぐらい。昼間は5℃ぐらい。

 

将監峠周辺は和名倉山への分岐もあり足跡も多くついていました。

その先唐松尾山周辺は先行者のトレースに感謝。

笠取山はパスして水干コース。笠取周辺では、ほとんどすれ違わず、人影を見たかな、な感じです。笠取山から下山する人を1人遠目で見ました。

燕山から後ろを振り返ると後から来た方なのかそこまで来ただけなのかわかりませんが2人の方がベンチに座っていました。

笠取山周辺のトレースは十分。安心ハイクエリア。気持ちの良い雪上歩き。

水晶山辺りから雪が深くなりワカン装着。少々時間が気になり、凍っているアイゼンを脱がずワカンを装着しました(反省:大きな間違いでした)。装着してすぐの水晶岳から雁坂峠へ向けての下りは、雪がふっかふかで「ひゃっほー」な感じでした。

 

昼間の日差しは暖かく快適ですが、15時過ぎると急に冷え込みます。ああ、もう15時過ぎたんだなと。行動時間は16時まで。雁坂小屋にたどり着けない。。

夏だったら余裕で歩ける距離も冬は装備やらないやら思っているより時間がかかる。

躊躇なくビバークポイントを探すことに。巻道分岐〜雁坂峠の間の尾根でビバーク

夜景がものすごくきれい。山梨の夜景と埼玉の夜景を尾根越しに見る。あっち見てこっち見て贅沢な夜景。

 

小屋メモ:

笠取方面から雁坂小屋(開放)への巻道は、トレースなし。雁坂峠から雁坂小屋まではトレースあり。水不明。

笠取小屋:年末年始営業。

 

装備メモ:

水晶山あたりからワカン装着。

反省:アイゼンは脱いでワカンを装着すること!4日目にわかんベルトが切れる事態に。

 

 

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年末年始 奥秩父縦走【4日目】

雁坂峠甲武信岳(手前でビバーク

大晴天☀️朝は-10℃ぐらい。昼間は5℃ぐらい。

 

思い出の雁坂峠

秩父縦走から帰り、新田次郎の『武田信玄 風の巻』を読んでいたら早速、雁坂峠が出てきましたっ🤩!歴史に疎い私でございますが場所がイメージできるのでとても楽しめます😌。

 

雁坂峠 日本三大峠
写真では雪深く見えませんがこの辺りはズボズボいきました。ベンチにも雪が積もっております。まだ新しい真っ白いふかふか雪をかみしめます。

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もれなく富士山がついてきます。

白い雪と真っ青な空。
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雁坂峠 写真左は西沢渓谷へ降ります。

秩父縦走は、真っ直ぐ登り。


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右側方面は昨日辿り着けなかった雁坂小屋方面。

ここから雁坂小屋方面へのトレースはバッチリついておりました。

 

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東破風山の登りは心臓破り。

傾斜60度ぐらいあるのではないかと思うほどの急登。直登は無理と一度は諦め、蛇行ルートにしようと一歩踏み出したら、ズボりました。深い。再度直登に挑戦。ここ最近、火事場のバカ力級の一生懸命さを出すこともなかったな、と。

しばらく下を向きながら歩き、そろそろ到着かなと顔を上げたとき、目の前にピンクのおリボンが。着きました。


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東破風山から(西)破風山までは楽勝でございます。あれもう着いちゃったの?、と。

 

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破風山避難小屋は日当たりもよくなだらかな平地にあり、ダルマストーブもあり、薪も十分でした。中を覗いただけでスルーするのがもったいないほど。

この小屋でゴロゴロしたい気分になりました。

 

破風山避難小屋過ぎたあたりで、親子2人組とすれ違う。西沢渓谷〜甲武信岳〜破風山避難小屋泊とのこと。雁坂峠から一周して西沢渓谷に戻るのか?ピストンなのか?

甲武信小屋でテントの方が1人いらしたとのこと。

 

余裕のコースタイムであったにも関わらず甲武信小屋に辿り着けず。戸渡尾根分岐手前でビバーク。森の中で快適。

 

ここで不測の事態に。

東破風山の登りでワカンベルトが切れ、さらにガス缶の使用順を間違えガスが無くなる事態に。

晦日だしパーティ、パーティ。とストーブをガンガン炊き暖まっていたところ、さて水を作ろうかなと次のガス缶を使用したところ…ガス缶がほぼ空…悪夢😱。

水も十分に作れず、焦りまくり。

翌日即下山と相成りました。

 

小屋メモ:

破風山避難小屋_暖炉もあり快適そう。外に十分な薪あり。

 

装備メモ:

全行程ワカン_途中からワカンベルトが切れる。アイゼンが凍っていたので脱がずにワカンを装着したのが失敗。アイゼンの歯で擦れていました。

雁坂峠からの登りは夏道が出ているところも。気にせずワカンをつけたまま登ってしまいました。これも失敗だったか。

親子の方は、スノーシューのようなものを履いていました。西沢渓谷からは、チェーンスパイクのまま登る人もいるとか。

 

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年末年始 奥秩父縦走【2日目】

雲取避難小屋〜将監小屋

大晴天☀️

飛龍山手前で雲取山から来た男性2人組のパーティと男性単独行の方に追い越される。飛龍山を目指し、丹波に下山するとのこと。めのこい温泉もお目当てとのこと。

秩父縦走の方はAM6時に出発して次の宿泊先は将監小屋か雁坂峠と言ってました。目的地が1日分ほど違うのですが、なぜかはわかりませんでした🙄。

 

雲取周辺の谷は本当に深い。

三条の湯と飛龍山の分岐から飛龍山への道はスリリングでした。谷間に橋がかかっているところは、インディージョーンズの見えない橋を思い出しました。重い荷物を背負い、雪と氷が張り付いている橋を渡る。かなりへっぴりでビビりながら渡ります。

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飛龍山あたりからチェーンスパイクを脱ぎ本格アイゼン12爪装着。

装着した瞬間から安心。

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飛竜山を越えて丹波村への分岐。

 

秩父縦走路から将監小屋への分岐はわかりずく、一度見逃してしまいました。葉が落ちている木々の隙間から小屋が見えたのでなんとなく一息入れたところ、分岐から進んでいることに気が付きました。将監小屋方面への分岐は、標識も朽ちかけており少々わかりずらいです。先行者のトレースのお蔭で将監小屋につくことができました。

仮に、通り過ぎてしまっても、峠の分岐までくれば、はっきりした道なのでこちらの方がわかりやすいと思います。

 

小屋メモ:将監小屋は、年末年始営業せず。お手洗いも閉まっております。水が豊富。凍結することはありません。

テント⛺️は私のみ。

水場近くに鹿の肋骨の付いた前足がまだ新鮮な状態で落ちていました。触れずそのままにしておいたら朝なくなっていました。肉食の動物って何っ!?

夜は動物王国。いろいろな動物の鳴き声が聞こえました。特に夜半と明け方。夜中に猪がフガフガドドドと稜線から降りてきて私のテントの横を通り過ぎたときは焦りました😅。

 

 

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年末年始 奥秩父縦走【1日目】

2022/12/28〜2023/1/1(予定は1/2まで)

秩父縦走 鴨沢〜甲武信ヶ岳手前 敗退記録

(予定:〜金峰山増富温泉

 

知人の質問の回答も交えてご報告致します😌。

 

Q.今回の山行で出会った登山者の人数は、日にち単位でお知えて下さい。男女別で分かれば尚良いです。

A.私以外の方を記します。

 

【1日目 】鴨沢〜雲取避難小屋 大晴天☀️

バス奥多摩駅始発5組ぐらい単独男性_雲取目指す様子。

丹波山村村営駐車場

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年末なのにこんなに雲取を目指す方がいるとは😳。

 

装備メモ:七ツ石小屋付近を過ぎたあたりからチェーンスパイク装着。

 

雲取避難小屋までの登り

クリスマス寒波でふかふかの雪が積もっております。

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チェーンスパイク又はアイゼン必須。


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雪はふかふか。積もっております。


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ウッディーな雲取避難小屋。

窓もありゆっくり時間が流れる。

宿泊者はわたくしひとりかと思いましたがこの日は3パーティでございました。皆単独行。

水場なし。ある宿泊者の方は七ツ石小屋で水を購入してきたとのこと。少々後悔。積雪期は雪で水を作るしかない。雲取山荘まで往復1時間弱…。
お手洗いは小屋近くにあり快適。


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避難小屋前から南方面。富士山も見える。

小屋の前に逃げるでもなく大きな鹿🦌が悠々と歩いていました。


夜は東京の夜景が一望できる。
夜は、鹿狩り?の狩猟の音がパンッ、パーンッと聞こえました。

朝日もいい。

 

お会いした登山者の方:

雲取小屋まではほどほど登山者がいます。4〜5組とすれ違いました。日帰りの方も3名程すれ違いました。単独のお若い方は、スニーカーっぽい装いでしたが3度以上雲取に来ており帰りはチェーンスパイクをつけて降りてきました。身軽~。

避難小屋で休んでいると、中を覗いて行かれる方も。男女の方2組ほど。夜中(それでも18時ぐらいか)寝ている間に、男性2人?位の方が着替えと食事を避難小屋の土間で取り出ていかれました。暗い中行動する方もいるのかと思いました。

 

雲取避難小屋で宿泊の方:

2パーティー

単独男性1 ・・・今回お会いした最初で最後の唯一の奥秩父縦走者。この方がいなければ今回歩けたかどうか…。奥多摩駅から雲取避難小屋まで11時間で歩いてきたという。健脚。

単独男性2・・・毎年恒例雲取避難小屋利用者。快適にすごされておりました。例年よリ始発バスに乗っている人が少ない、雪は例年より多いと教えていただきました。

 

小屋メモ:

七ツ石小屋(通年営業)水購入可。※ここで水を購入しておくとよい。

雲取山避難小屋は日当たり良好。きれいで快適。トイレ近い。水場なし。

 

装備メモ:

七ツ石小屋超えてしばらく行ったところからチェーンスパイク装着。

 

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乗鞍BC 春山スキー【日帰り】

今週のお題「何して遊ぶ?」

 

春バスで春山BC⛷🏔日帰り。5月GW。

(夏7月頃まで滑れるらしい)

 

乗鞍へは春バス🚌を利用します。
https://www.alpico.co.jp/traffic/local/kamikochi/haruyama/

 

イカーで中部山岳国立公園 松本市乗鞍観光センター駐車場(無料)

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遠くに真っ白な雪山🏔乗鞍岳が見えます。

この春山の緑と真っ白な雪山のコントラストには驚きです。


春バスで位ヶ原山荘(くらいがはら)へ。

乗車時間1時間程度 3400円(往復)

春バス予約不要。始発8:30。

2本目9:30のバスに乗車。割と大きめの観光バス。

スキーの方は私のほかに1名。他は観光の方々。家族連れも多い。

三本滝からスキーをお持ちの方々が数名乗車されてきました。

 

駐車場メモ:

イカーの場合は、三本滝の駐車場に停めた方が三本滝往復になるのでバス代が安いとのこと。

ただ三本滝の駐車場はすぐに満車になるので予測が必要。

夏になるとバス代は同額になるとか🤔。

 

快適バスは、くねくねワインディングロードを登っていきます。

途中雪がない乗鞍スキー場を横切るのですが、

ゲレンデのど真ん中を突っ切るためガードレールがありません。なかなかスリリングです。

 

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位ヶ原山荘前に到着。

仮設のお手洗いあり。4box

雪なし車道を200mぐらい歩き、車道横の登山道へ。

もうそこには雪がたんまりございます。

 

ハイクアップ準備。平なところで安心です。

シール走行スタート(2h30m程度)。

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歩き始め。

林を抜けます。

 

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雄大
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歩きやすい。
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避難小屋が見えてきました。
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多くの方が登っているのが見えます。

冬装備登山者、ボーダー、スキーヤー


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乗鞍コロナ観測所がなかなか素敵な景観に。

 

稜線

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右側の斜面を滑ります💪。

 

出発時間が遅めだったこともあり登ってくる方々もおらず、単独初の山スキーなので少々ビビり、

アイゼンに付け替えるのを躊躇していたところ、お近くで休憩されている方がすぐだよ、と教えてくださいました。

 

せっかくなのでスキーブーツのままですが、行って参りました。正解です。

 

山頂 社務所

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乗鞍岳 剣ヶ峰3026m

写真奥に御嶽山が見えます。 

 

BCスキーヤーは、山屋よりの山スキーヤーとスキー滑降の競技よりの山スキーヤーがいるようです。

私はどちらかといえば山上がりの山スキーヤーなので、ヘルメットは山用です。

 

 

 

ドロップ⛷

先行者が滑っております。

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ここに来たのは初めてなのでどこからドロップしていいのやら。

ドキドキします。

 

皆さん最終バスに間に合うように下山していくので、私は山頂に最後に取り残されそうになりました。

そしてやや焦る、と。

 

ツアーの方のルートを真似して滑り降りました😌。

 

滑り始めればあっという間。

楽しいー。

 

下山は30分かからない程度でした。

 

 

位ヶ原山荘へ。

最終バスまで1時間以上。

かなり多くの方が待っていらっしゃいましたが、バスは複数台あり余裕で乗車できます。ご安心を。

 

頂上付近でお会いした方が近くに座っていらしたので、山スキーのことを色々お聞きする事ができました。乗鞍常連さまでした。

 

最終バスに乗り遅れたこともあった、とかで確かに乗り遅れれば歩いて帰ればいいと。

焦るよりいいかもしれません。

 

春バス(15:24最終) 乗車1時間程度

中部山岳国立公園 松本市乗鞍観光センター駐車場

 

すぐそば 乳白色の天然温泉 ゆけむり館♨️

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日程的なものは都合が着きやすく、また山行も晴れていれば全く問題ありません。

手軽に行きやすい場所だと思いました。

 

ただバスの時間を気にしなければいけませんのでその点だけでしょうか。

 

雪もザラメで山も雄大

とても良いルートでした。

 

とても楽しいBCができました。

ありがとうございました。

 

 

キールートメモ:

GWの時点では滑走は位ヶ原山荘までが無難。

雪が多い時は三本滝まで滑れるとか。

交通メモ:

公共交通利用の場合、電車🚃だと松本で前泊必要。

東京方面からだと始発電車に間に合わない。

 

 

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白馬鑓温泉BC 春山スキー4/29-5/2 【1日目】

白馬鑓温泉BC  春山スキー4/29-5/2 

【前泊】4月28日

15:30出発、大町温泉♨️立ち寄り湯、サンサンパーク白馬にて宴会&車中泊

 

湯けむり屋敷 薬師の湯 050-3101-9679

〒398-0001 長野県大町市平2811−41o-yakushinoyu.com

 

 

【1日目】4月29日 猿倉荘-泊:小日向のコル テント泊

晴れのち雨

 

8:00猿倉駐車場に向け出発。

8:50 猿倉駐車場からスタート猿倉荘へ。

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猿倉荘で登山届&最新の登山道情報を得てからのスタートです。

猿倉荘からシール走行出来ず、30分程度歩くとようやく雪が出てきました。

例年は猿倉荘から歩けるとか。

夏道は背負っているスキー板に枝に引っかかるようで、スムーズには歩けないとのこと。

少し大回りになりますが、林道を歩き長走沢(ながしり)を登ることに。

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白馬鑓温泉目指すも荷物が重い…、夕方から天気が崩れるとの予報があり日向のコルのテント泊に変更。途端に疲れが吹っ飛び余裕のビール。

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コルでは下山者が行き交い、滑降話に花が咲く。

中央ルンゼを滑降して来られたという方も😳。

詳しくは存じませんが凄そうです。

 

写真ではものすごくいい天気ですが、そうこうしているうちに雲行きが怪しくなり、テント設営の頃には雨が降り始めました。

そして数時間後には激しい雨に。

 

雪の上に雨が降るって雪は溶けないのかしら🤔。

ふと考える。不思議です。

去年のこの時期に雨が降った後白馬大雪渓で雪崩があったとのこと。

 

外は大雨ですが、テントの中はまったりゆったり贅沢な時間。

早めのお夕食は、焼肉&生キャベツwithマヨ!

 

今回の山行でとても興味深く勉強になったのは、非常用トイレ。座れるタイプです。

もちろん初の野外トイレ体験です😌。

おテントとおトイレの間にスキー板を立てて目隠しに(イメージ)。

目隠しポール

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ゆっくり山を眺めてのお通じはとてもよく、快適でした。

う◯は、黒ビニールをクルクル絞って縛ります。そして持ち帰ります。そこから色々想像が膨らみます😌。

尖ったものがビニールに刺さりませんように、転んだ拍子に潰されませんように笑。

 

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